・退職代行を使ったその後の流れは?
・会社から連絡が来たり、訴えられたりしない?
・退職代行を使う前に確認しておいた方がいいことは?
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
・退職代行を使ったその後のヤバい事例3つ【実体験あり】
・退職代行を使ったその後の流れ【実体験】
・退職代行を使う前に確認しておくべき4つのポイント
・タバヤメディアおすすめの退職代行サービス
・まとめ:退職代行を使っても問題なし!ただ、その後の立ち回りには気をつけよう
近年、多忙を極める中に急増するのが「退職代行サービス」を利用する人たち。
直接上司に退職の意向を伝えることなく、第三者がスムーズに手続きを進めてくれるという、まさに現代の救世主のような存在です。
しかし、本当にそれで全てが解決するのでしょうか。
「退職代行を使ったらその後がヤバい?」そんな不安を抱くあなたに、僕のリアルな体験談を交えながらお伝えします。
退職代行を利用した後、思わぬ苦難が待ち受けていたなんて事例は本当にあるのでしょうか。
退職代行を使ったその後のヤバい事例3つ【実体験あり】
会社から連絡が来る
退職代行を実行した際に、会社・上司が納得せずに本人に連絡してくるケースがあります。
退職代行の実行日は、僕も上司や同僚から鬼のように電話がかかってきました。
しかし、僕も心を鬼にして電話には出ませんでした。
事前に退職代行の担当者と「会社から電話が来ても無視して構いません。そして、電話が来たらすぐに私たちに教えてください」と打ち合わせをしていたからです。
会社とのやり取りは、退職代行のプロである担当者に任せましょう。
転職先にバレる
結論から言うと、退職代行を使っても転職先にバレることは基本的にありません。
しかし、転職先が同じ業界だとバレる可能性があります。
とくに地方はネットワークが狭いので、転職先に前の会社の人と付き合いがある人と、世間話の流れで「そういえば、最近うちの会社で退職代行を使って辞めた人がいるんだよね」と話題になることもあるからです。
バレる可能性は低いですが、0ではないということは心得ておきましょう。
懲戒解雇や損害賠償などの裁判沙汰になる
会社や上司によっては「本人の申し出でなければ退職を認めない」と突っぱねるケースがあります。
退職は民法627条で労働者の権利として認められていますので、会社や上司が認めなくても退職の申し出から2週間後には退職できます。
退職の意思を会社に伝えずに突然仕事を放棄する「無断欠勤(バックレ)」は、絶対にやめましょう。
社内外での評判や信用に大きな傷をつけかねませんし、懲戒解雇のリスクがあるからです。
また、稀に会社に損害賠償を起こされるケースもあります。
故意に顧客リストを破棄して、主要な取引先との関係が切れてしまったり、会社の売り上げに著しい損害を与えたりした場合です。
はやく退職したくて感情的になってしまう気持ちはわかりますが、取り返しのつかないことにならないように注意しましょう。
退職代行を使ったその後の流れ【実体験】
退職代行の申し込み〜退職完了まで
退職代行を使ったその後の流れは、以下の通りです。
①無料相談(LINE、メール、電話)
②申し込み、支払い(銀行振込、クレジットカード)
③打ち合わせ
④退職代行の実行
⑤事務手続き
担当者の指示に従って動くだけで、スムーズに退職できます。
僕も「本当に退職できるんだろうか・・?」と心配していましたが、思っていた以上にあっさり退職できてビックリしましたよ。
貸与品や備品の返却
会社からの貸与品や備品は、すみやかに郵送しましょう。
返却しないと窃盗になってしまうからです。
「何を返却したらいいかわからない」という方は、退職代行の担当者を通して会社に確認すれば大丈夫です。
退職後に必要な書類が送られてくる
退職後に必要な書類は、以下の6つです。
離職票や雇用保険被保険者証は、失業保険の手続きに必要です。
退職代行を使われた腹いせに、必要な書類を送らない嫌がらせをするケースもあります。
退職代行を通じて、確実に送ってもらうように伝えましょう。
退職代行を使う前に確認しておくべき4つのポイント
自分の状況に合った退職代行サービスを選ぶ
残念ながら退職代行業者の中には悪質な業者もいます。
会社との各種交渉が可能で、トラブルになる可能性も低い労働組合か弁護士法人が運営している退職代行サービスがおすすめです。
労働組合法人 | 弁護士 | 民間企業 | |
会社への通達 | できる | できる | できる |
即日退職 | できる | できる | できる |
有給休暇の消化 | できる | できる | できない |
残業代や退職金の請求 | できる | できる | できない |
退職届の代筆 | できない | できる | できない |
裁判の代理人 | できない | できる | できない |
転職サポート | 業者による | ほぼない | 多い |
料金の相場 | 2~3万円 | 5~20万円 | 1~3万円 |
おすすめの人 | コスパ重視 | 安心感重視 | サポート重視 |
悪質な業者を選ばないようにするためには、退職代行についての知識を身につけるしかありません。
また、「有給消化の交渉や退職金の請求はできるか」など自分が希望するサービスを受けられるか、事前にしっかり確認しましょう。
有給休暇の残日数を確認しておく
有給休暇の取得は、労働基準法第39条で労働者の権利として認められています。(年次有給休暇)
また、退職時の時季変更権は無効ですから、退職の意思を伝えた日から正式な退職日まで全て消化できるようにしましょう。
退職を認めても、有給休暇の取得を認めないケースがあります。
一方的に拒否するのは会社側の勝手な都合であり、違法です。
労働組合法人や弁護士が運営する退職代行に依頼すれば、有給休暇の消化についても交渉できます。
有給休暇の残日数は、給料明細に記載されていることも多いですが、もしわからない場合は退職代行を使う前に総務などの関係部署に確認してみてください。
最低限の引き継ぎ書を準備しておく
退職代行を使うと、引き継ぎ期間なしで退職することになります。
引き継ぎ書がなければ、自分の後任者に迷惑をかけることになってしまいます。
とはいえ、マニュアルのように細かい引き継ぎ書は必要ありません。
僕はA4の用紙に、主要な業務をまとめていましたが、トラブルはありませんでした。
簡潔でも構わないので、最低限の引き継ぎ書だけは準備しておきましょう。
私物は持ち帰るか処分する
会社のデスクやロッカーに私物を置いている場合は、持ち帰るか処分をしましょう。
私物を残したまま退職代行を使うと、会社に郵送してもらわなければいけなくなるからです。
僕は、2週間くらいかけて少しずつ持ち帰ったり、処分したりしていました。
一度にまとめて片付けると、退職代行を使うことがバレるかもしれないので気をつけましょう。
タバヤメディアがおすすめする退職代行サービス3選
①退職代行ガーディアン
東京労働経済組合(TRK)が運営する労働組合法人の退職代行です。
有休消化や退職金について交渉が可能で、料金は一律29800円。
実績も豊富ですので、会社とトラブルがない場合は、こちらを選んでおけば100%退職できます。
②退職代行Jobs
「株式会社スムリエ」と労働組合「退職代行SARABAユニオン」が運営する退職代行です。
労働組合として退職代行しているため「会社側への請求・交渉」も可能で、未払いの残業代などの請求もできます。
料金は一律24,000円で追加料金も一切かかりません。
レスポンスが速いのも魅力です。
③弁護士法人みやびの退職代行
「弁護士法人みやび」が運営する退職代行です。
金銭に関わる請求など退職に伴うあらゆる不安をすべて弁護士が対応してくれます。
料金は55000円と割高ですが、会社でトラブルを抱えていたり、確実に退職したいと考えていたりする方にとっては頼れるサービスでしょう。
「自分が働いている会社は揉めそうだな・・」と感じるなら、こちら一択です。
まとめ:退職代行を使っても問題なし!ただ、その後の立ち回りは気をつけよう
退職代行サービスを利用することは、辛い状況から一歩抜け出し、新たなスタートを切るための1つの選択です。
負担を軽減し、精神的なストレスから解放されることで、前向きに次のステップを考えることができます。
しかし、その便利さに頼るだけでなく、退職代行を使ったその後の対応には丁寧に心を配りましょう。
どんなに嫌な会社だったとしても、円満に退職できるならこの上ありませんよね。
この記事が新しい一歩を踏み出す一助になったら嬉しいです。